リンゴの栄養価と薬効
栄養と薬効
原産地は中近東からコーカサス地方。神話や聖書にも登場しているりんごの歴史は古く、それは4000年前といわれています。
バラ科の果物で、日本で栽培されはじめたのは明治以降です。ヨーロッパには、「りんごを毎晩1個食べると医者を遠ざける」という諺があります。
栄養的な特徴は、整腸作用のある水溶性食物繊維のペクチン、利尿作用のあるカリウム、体と頭のエネルギー源となる果糖とブドウ糖をたっぷりと含んでいることです。
意外にビタミンCが少ないのですが、1個生食すればC補給源にもなります。ペクチンの整腸効果は果肉より皮の部分に多く含まれていますし、甘みや香りも外側ほど強いので、皮つきか、皮はなるべく薄くむいたほうが得策です。下痢のときは「すりおろし (ペクチンが腸に働き、有害な腸内菌を殺す)」、便秘のときは「丸ごとかじる (ペクチンが腸を活性化)」食べ方がおすすめです。
また、酸味のもとになるリンゴ酸、クエン酸、酒石酸などの有機酸も含んでいるので、糖分との相乗効果で、疲労回復・精神安定にも著効があります。
調理のポイント
切ったりんごは、切り口が褐色になります。これは果肉に含まれているクロロゲン酸が酸化酵素によって酸化された結果です。うすい塩水にひたすか、レモン汁をふりかければ変色を防げます。
選び方と保存
堅く明るい色の、傷のないものを選びます。りんごのお尻の色がりんご特有の色で、濁らず、鮮やかなことがポイント。蜜の入ったりんごは野菜室で冷蔵します。