かりんの栄養価と薬効
栄養と薬効
果実酒、砂糖漬けなど、加工品としてはよく目にするかりんですが、生の果実はなかなか店頭でみかけることは少ないかもしれません。幸運にもみかけることがあったら、ぜひ手にとって香りをかいでみてください。強い芳香は、果物の中で一番よい香りだといわれます。
かりんの実には、豊富なビタミンCをはじめ、リンゴ酸、クエン酸、抗酸化作用のあるサポニンやタンニン (渋みの成分) などが含まれ、動脈硬化・強肝・疲労回復などに効果があります。また、芳香のもとである精油成分には、胃腸の働きを活発にするほか、咳を鎮める作用もあります。
漢方では、乾燥した果実を煎じて去痰や下痢に利用してきました。
調理のポイント
生のままでは、酸味と渋みが強く、堅いのですが、加熱すれば柔らかくなり、ジャムやゼリーが作れます。砂糖漬けや果実酒にも利用できます。また、家庭では作れませんが〝咳止めの飴″としてよく知られ、市販されています。家庭では次のような砂糖漬けで。
●かりんの砂糖漬け
材料と作り方
①かりん2~3個はよく洗って、1cm厚さに切る。
②柔らかくなるまで鍋で煮てから、黒砂糖200gを加え、混ぜながら弱火で煮つめる。
③火から下ろして、黒砂糖100gをまぶして密封容器で保存する。毎日1切れ食べる。
選び方と保存
表面につやがあり、毛が生えそろっているもの。香りの強いもの。